鶴川座(川越)

川越の芝居小屋「鶴川座」に関するまとめページです。(2012年4月1日初稿、2020年12月修正)

Kawaturup1110327・映画館が閉館する前の名称は、川越プラザ劇場でした。
・川越市の計画(2011年、後出)の記述に、明治31年(1898年)に新築開設とあります。
○「小江戸ものがたり」第9号(2005年)より
 建物の由来がまとめられています。(要旨)
・明治初期に蓮馨寺境内にあった松蓮座が前身といわれ、川越大火(1893年)で焼失後、川越座として再建。鶴川座と改称した。
・明治時代は芝居興行が主で、大正時代に活動写真も上映された。活動写真と芝居を組み合わせた「連鎖劇」が流行した。
・戦後しばらくは映画より興行の方が多かった。
・昭和30年代は映画の全盛期。

○全国芝居小屋会議 川越大会((有)YAB建築・音響設計のブログより)
 2007年11月に川越スカラ座で開催され、鶴川座の見学会も行われました。
(全国芝居小屋会議:Facebookには過去ログなし?)

○同 川越大会(読売オンライン、河村常雄氏の劇場見聞録)※リンク切れ

鶴川座(桑原政則氏のブログより)

川越・鶴川座(建築家・写真家の鹿野安司氏のサイトより)
 建物の現状が詳しく紹介されています。(2008年頃撮影?)

JATET木造劇場研究会(2008年3月7日、(有)YAB建築・音響設計のブログより)
 2008年2月に行われたJATET木造劇場研究会の模様。JATETメンバー、川越蔵の会、近隣住民が参加し、現状見学と調査の途中報告(伝統技法研究会の大平氏、文化財建造物保存技術協会の賀古氏)が行われました。

川越市議会・会議録より
 2010年3月8日、定例会での産業観光部長の発言(要旨)
・鶴川座の所有者[蓮馨寺]は保存・活用に協力の意向があるが、土地を売却する気持ちはない。
・整備手法(市が整備するか、民間が整備するか)、所管する部署はどこか、文化財として整備するのかどうか、などが検討課題。
・指定文化財としての改修では、建築基準法の適用除外を受けられる可能性はあるが、芝居小屋として多数の観客を収容して興行するためには、耐震構造、防火設備、避難経路等を万全にする必要があり、課題が多い。
・「文化財として芝居小屋に復元」する場合、概算は建築関係で約4億~5億、設備関係で1億円(調査報告書の試算による)。

○「川越市歴史的風致維持向上計画」(2011年)
 第5章に「芝居小屋の姿に復原する修理方針の基、活用を検討する。修理は平成27年度から平成30年度で計画する。」(P112)とあります。

○カワゴエール(観光、地域情報)にある旧鶴川座の紹介ページ

○川越市議会・会議録より
 2018年3月16日、産業建設常任委員会での委員の発言
鶴川座(略)とにかく中が朽ち果ててしまって、昔使っていた奈落なんか生コンを入れてしまったから、あれを原状復帰するとなると全部掘り起こして、二階の桟敷ももう落ちてしまっているし、あと裏口がないから、非常口がないから、あのまま原状復帰したって集客施設には使えないし、消防法無理だし、だから、そういうのまで考えると、やはり庁内で、億単位のお金がかかると思うんですよ。だから、その辺のところを、今回立門前が整備されるということなので、今後鶴川座のこともあわせてお考えになっていただきたいということを申し上げておくと」

川越市議会・会議録より
 2018年9月20日、産業建設常任委員会での都市景観課副参事の発言
(川越市が行った「歴史的建造物再生・利活用マネジメントサイクルの構築」についての補足説明)
「もともとマネジメントサイクルの発端というのが私ども所管しております旧川越織物市場、これは文化財です。それからこれは市が関与し、調査が入った旧鶴川座、これから始まっていまして、所有者がずっと維持できないという問題が生じたことから、どうしても行政が買わなければいけないという状況がありましたので、それを何とか民間でできないかという方策をこの辺でもう進めていかなければいけないということから始まった経緯がございます」

川越市議会・会議録より
 2019年3月5日、 定例会での発言
(産業観光部長)「立門前界隈では、住民とのワークショップを重ね選定されたデザイン案による道路の美装化や、民間事業者による旧鶴川座の整備、行政による旧川越織物市場の整備が予定され、エリアとして広がりのあるにぎわいの創出が期待されているところでございます」
(都市計画部長)「中心市街地の北部と南部の結節地域に位置する蓮馨寺門前の立門前界隈のまちづくり手法につきましては、計画立案の段階から協議する場を設定するなど、これまで官民が一体となって進めてきたところでございます。(略)主な取り組みといたしましては、客観的に見たまちのイメージなどの情報を収集するための来街者への街頭アンケート、市内在住者、若手実業家、市外勤務者等を対象としたグループインタビュー、道路美装化デザイン案を地元主体で決定するためのワークショップ、中小企業基盤整備機構からの専門家派遣によるまちづくりや、旧鶴川座の利活用のための勉強会及び検討会などを実施してまいりました」 

○「回り舞台の一部保存へ 明治の建築「旧鶴川座」近く取り壊し」東京新聞2019年7月2日

川越鶴川座の経過全国町並み保存連盟のブログより)

○「埼玉)サヨナラ 川越の旧鶴川座」朝日新聞デジタル2019年7月30日
 7月に取壊しが始まりました。

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