2019.04.29

平成10大建築

日経 xTECHに平成の10大建築という記事が載ってました(日経アーキテクチュア2019/04/11)。

せんだいメディアテーク(伊東豊雄、2000)
金沢21世紀美術館(SANAA(妹島和世・西沢立衛)、2004)
横浜港大さん橋国際客船ターミナル(アレハンドロ・ザエラ・ポロ、ファッシド・ムサヴィ、2002)
豊島美術館(西沢立衛、2010)
神奈川工科大学KAIT工房(石上純也、2008)
京都駅ビル(原広司、1997)
風の丘葬斎場(槇文彦、1996)
馬頭町広重美術館(現・那珂川町馬頭広重美術館)(隈研吾、2000)
東京駅丸の内駅舎保存・復原(東日本旅客鉄道株式会社、2012)
関西国際空港旅客ターミナルビル(レンゾピアノ、1994)

ランキング的にいうと、西沢氏が2つ入っているのはバランス悪いかもしれませんが。
実は東京駅と京都駅しか見ていませんでしたので、時間があれば回ってみます…

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2019.03.21

ホームズ物の受容

Homes4 20世紀初め(1900年から1903年頃)に、日本の高校生がコナン・ドイルのホームズ物(原書)を読むことができたのかどうか、という疑問を以前の記事に書いた。具体的には明治33年(1900年)9月に旧制一高に入学、36年(1903年)7月に卒業する岡田信一郎が、在学中にホームズを原書で読んだ可能性についての考察である。
(因みにモリアーティとの対決で死亡したはずのホームズが復活するのは、1903年10月号発表の短編においてである。岡田が在学中に公表済みのホームズシリーズとしては、長編3作と短編集2冊分、ということになる)。
仮に丸善の棚に原書が置いてあったとしても、作品の評判をあらかじめ知っていなければ、高校生が手に取ることはなかったであろう。
当時の日本で、どの程度ホームズについて知られていたのだろうか。『明治翻訳文学全集 ドイル集』(1997年)に掲載されている川戸道昭氏の論考「明治時代のシャーロック・ホームズ」にこの辺りの事情が書いてあった。(以下、一部私見を交えて紹介する。なお現在の邦訳タイトルはWikipediaの項目による)
ホームズ物の日本初訳は”The Man with the Twisted Lip”(唇のねじれた男)を翻訳した「乞食道楽」である。明治27年(1894年)1月-2月の雑誌『日本人』に掲載されたもので、1891年12月に原作が発表されてから約2年後という早い時期に「シャロックホームス」と「ワットソン」が活躍する記念すべき作品である。ただし、原作者がドイルであることは記されておらず、一般の読者がホームズを認知するようになったとは思えない。
明治31年(1898年)刊行の『英名家散文註釈』は、井上十吉が学生向けに編集したもので、"The Specklled Band"(まだらの紐)の原文と語釈が収められている。この本は、英語を学ぶ若者の間にドイルとホームズの名を知らしめるきっかけになった可能性がある。

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2019.03.03

ヴォアザン計画

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ル・コルビュジエ展にヴォアザン計画の模型が出てました。
(画像の下方がノートルダム大聖堂のあるシテ島)

パリ市庁舎の北側一帯に高層ビル群を建てようとする計画です。現在はポンピドゥー・センターになっている中央市場やスービーズ館などのある高級住宅地マレ地区も含まれています。
もし実現していたら、世界遺産どころではなく、パリの街並みの破壊者として悪名を残したことでしょう(?)
実現しなかったことはル・コルビュジエにとっても幸いなことでした。

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2019.01.25

ヘーゲルの歴史哲学

部屋を片付けていたらヘーゲルの『歴史哲学』(岩波文庫の旧版)が出てきたので、序論の一部を抜粋します。

哲学が提供する唯一の思想は、理性が世界を支配するということ、したがって世界史においても一切は理性的に行われて来たという、単純な理性の思想である。(p63)
歴史の本を見ると残酷なことや悲惨な話も数多く、「理性が世界を支配する」と言われても不思議な感じです。

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2019.01.12

メゾン・ド・ポリスの洋館

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ドラマロケ地の洋館が気になります。
外観はちょっとスパニッシュ調でレトロな感じもあります。内部はセットでしょうか?

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2019.01.01

謹賀新年2019年

Sagup1030430_14今年もよろしくお願いします。

(念願のスペインに行ってきました)

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2018.02.12

広辞苑

『広辞苑』に「近代建築」の項目が載っていますが、改訂のたびに定義が微妙に変わっています。

(第4版)1991年
近代的な建築。一九世紀以降で、技術・理論・デザインなどが それ以前には見られなかった建築をいう。
(第5版)1998年
近代的な建築。一九世紀末以降の建築で、過去の様式重視を否定し、技術を重んじた合理主義・機能主義による設計を特徴とする。
(第6版)2008年
近代的な建築。一九世紀末以降の建築で、過去の様式重視を否定し、効率と技術を重んじた合理主義・機能主義による設計と鉄・コンクリート・ガラスなどの使用を特徴とする。
(第7版)2018年
近代につくられた建築。おおむね幕末以降、昭和戦前までの西洋式建築。狭義には、過去の様式重視を否定し、合理主義・機能主義による設計と鉄・コンクリート・ガラスなどの使用を特徴としたもの。
Kojien
第4版から6版までは、「モダニズム建築」の定義を純化していった感じで、日本で言えば東京駅や赤坂離宮などは「過去の様式」を採用しているので、近代建築には入らなかったわけです。
第7版では、これらも広義の近代建築に含まれる、ということになります。
ブログに『近代建築探訪』などと掲げている自分としては、今まで何だったのか、ちょっと妙な感じもします。

おそらく岩波書店にも、「東京駅は近代建築ではないのか」という苦情が寄せられていたのではないか、と勝手に想像する次第です。
ただ、「昭和戦前」で区切ってしまったために、今度は「それ以降の建築を何と呼ぶのか」(多分現代建築?)、「現代建築の定義は何か」という課題が生じてしまいました。「現代建築」は『広辞苑』に見当たりませんでした。

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2018.01.05

謹賀新年2018年

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今年もよろしくお願いします。

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2017.01.01

謹賀新年2017年

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2017年もよろしくお願いします。今年もいい建物を見て回りたいものです。

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2016.01.01

謹賀新年2016

Nichikyotop1170424
2016年もどうぞよろしく。
今年もいい建物を見て回りたいものです。

(旧日本銀行京都支店、10月撮影)

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