2021.02.11

京都の村井別邸など

京都に村井吉兵衛ゆかりの建物を訪ねます。
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八坂神社の裏手にある長楽館は元の村井吉兵衛別邸で、京都を代表する優美な西洋館です。
洋館はレストラン、カフェになっており、村井邸当時の家具も多く残されています。
ガーディナー設計、清水組施工、1909年(明治42年)、京都市有形文化財。

Blimg_6450ついでに眺めておきたいのが村井邸の東側にある元の大倉喜八郎別邸・真葛荘。
祇園祭の山鉾を模したと言われるRC造の塔が特徴的。(Wikipediaには「銅閣」と書いてありますが…?)
現在は大雲院というお寺になっており、書院も残っています。
伊東忠太設計、大倉土木施工、1927年(昭和2年)、国登録文化財。
Blimg_6478八坂神社から四条通りを歩くと目にとまるのが、村井銀行祇園支店だった建物。
現在はCANDY SHOW TIMEという店になっています。
吉武長一設計、清水組施工、1913年(大正2年)、国登録文化財。
(京都市内には同じ吉武設計の五条支店、七条支店もあります)

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2020.12.30

気になる建物(関西)

8月ですが、気になる建物を見に関西へ行ってきました。

Blimg_3942 旧宝塚ホテル本館
既に3月末で営業を終え、宝塚駅近くに新築されたホテルに移転しています。
Blp1050575 雲雀丘の旧安田邸
宝塚市に寄贈された西洋館ですが、活用されないまま老朽化が進んでいます。(宝塚・旧安田邸の歴史と文化を遺す会
Blp1050585 尼崎のユニチカ記念館(旧尼崎紡績本社事務所)
企業側は耐震化の費用がかかるため解体方針とのこと。先日、県が保存を検討しているという報道もありました。(毎日新聞の記事

 

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2020.11.12

奈良監獄ホテル

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そう言えば、奈良少年刑務所の跡地をホテルにする事業ですが、当初は2021年開業の予定だったのが、2024年に伸びるようです。
星野リゾートのプレスリリース

旧奈良監獄は重要文化財に指定されていますので、建物は当面このまま残ることになるのでしょうが…。

あと、ごく個人的な話ですが、申込んでいた今年3月の見学会がコロナ禍で中止となってしまったので、この際また開催してもらえれば有り難いと思います。
(画像は以前の記事より)

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2019.12.26

光の教会

Andop1220767 茨木市まで行ったついでに光の教会(安藤忠雄)を見てきました。外観のみ。

以前の記事

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2016.07.15

旧三菱銀行神戸支店

Mitubisip1190588 神戸にある銀行建築(元)が取り壊される、という報道がありました。
竣工は何と1900年(明治33年)。曽禰達蔵の設計による端正な銀行建築です。
Mitubisip1190586曽禰の恩師J.コンドルの三菱一号館(1894年)や辰野金吾による日本銀行本店(1896年)などに続く時期の作品で、貴重な明治建築と言えます。

外壁の一部は保存(?)するとも聞いていますが、どうなることやら。
建替えをめぐる問題点は「旧三菱銀行神戸支店を考える会」のfacebookで紹介しています。

続きを読む "旧三菱銀行神戸支店"

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2016.04.01

山内任天堂

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旧五条楽園付近をうろうろするうちに、何とも言えないオーラを放つ建物が見えてきました。
任天堂の旧本社ビルで、細部はアールデコ調です。何となく武田五一っぽいな、と思いましたが、後で調べたところ設計は増岡建築事務所とのこと。円満字さんが棟札を見つけたそうです。(西日本建築探偵団ブログ) 

任天堂の事務所、工場、社長邸として建てられたものです。

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2016.03.31

旧五条楽園界隈

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五条楽園の存在を知ったのは路上観察学会の京都編でした(『京都おもしろウォッチング』)。そこに紹介されていた粋なステンドグラスのある建物が妙に気になり、京都旅行のついでに探しに行ったものです。当時はまだ裏風俗の場でもありましたが、2010年に大がかりな摘発があり、現在そのような業態の店はないようです。
件のステンドグラスの建物も既に取り壊されてしまいましたが、他にもカフェー風の旧店舗が数軒残っています。

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その1つは「五条製作所」というテナントショップになっており、中古レコード屋などが入っています。玄関や廊下のたたずまいにレトロ感あふれる佳品です。ここで見かけたのが「芸妓置屋」の鑑札。
自分の乏しい知識では、住み込みの芸妓を抱えている店が「置屋」で、芸妓の派遣先(お座敷)が「お茶屋」ではないかと思いますが…。そうすると、カフェー風意匠の置屋というのは、少々腑に落ちない感じです。

高瀬川をはさんだ一帯には立派な和風建築がいくつか残っています。
かつての花街をほうふつとさせるこれらの建物が「お茶屋」だったようです。転用されて旅館になっているものもありましたが、空き家らしきものもあり、今後が案じられます。
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2015.12.31

大丸心斎橋店

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ヴォーリズ設計の大丸心斎橋店本館が建替えになります。本館での営業は12月30日で終了しました。
建替え計画概要(PDF)

御堂筋側の外壁は保存されますが、背後に11階建の高層ビルが建ちます。
また、1階営業室にあるアールデコの装飾を残す計画ですが、天井の高さや柱の間隔が変わるとのことで、保存とは言えないようです。
竣工時にあった吹抜けを再現し、特徴ある内装はそのまま保存するわけには、いかなかったのでしょうか。
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2015.12.09

滋賀武徳殿が…

行く末が案じられていた滋賀武徳殿についての報道がありました。

県は2日、戦前に建設され、保存を検討していた大津市の旧体育文化館(武徳殿)を取り壊す方針を明らかにした。跡地を含む県庁西側に、医療・福祉団体を集積した拠点施設のほか、在宅医療・介護を支える人材を養成する高等教育機関を誘致する。(読売新聞
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設計者は岡田建築事務所にいた三井道男で、岡田ファンとしても残念なことです。
なお、画像は以前の記事の使い回しです(汗)。

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2015.11.18

聴竹居

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藤井厚二の自邸(聴竹居、1928年)が日本経済新聞の記事「理想の私邸、守り続ける 聴竹居」(2015.10.30)で紹介されていました。
公式サイトはこちら。

以前に見学する機会がありましたが、和風の中にマッキントッシュ風のデザインがあり、興味深い住宅でした。
建設当時、『聴竹居図集』(1929年)が刊行されていますが、建築界でどの程度認知されていたのか?
現在まで維持されているのは関係者の方々の努力があってのことです。

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