2019.12.17

愛知県立芸術大学

吉村順三の代表作、愛知県立芸術大学を見てきました。
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東部丘陵線(リニモ)の芸大通駅から徒歩10分ほどの場所。のどかな山の中にあり、途中いくつか沼地があるのが印象的です。
構内で初めに目に付く建物は芸術学棟で、住宅風の作品。この前の坂道をまっすぐ登ると、講義棟の前に出ます。
吉村の構想に基づくキャンバスの中心軸になるのがこの講義棟(1966年竣工)。
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講義棟は南北方向に長ーく伸びた建物です。竣工後50年以上になりますが、打放しコンクリートがほどよい古び方をしているように感じました。
1階部分はピロティになっており、ベンチや掲示板が置いてあります。2階部分は、教員用の部屋とトイレを除けばほとんど廊下だけです。3階には講義室が横に(8部屋)並んでいます。3階に廊下はなく、各室へ行くには2階から上がる(または隣の教室を通り抜ける)しかありません。

なぜこのようなプランになったのか。講義室は左右が窓で、自然を見下ろす開放的な感じ。長い廊下・ピロティは学生同士が顔を合わせるよう意図しているのかな、と想像しました。

大学の再整備計画により建替えの話があり、DOCOMOMO Japanから保存要望書(2010年1月)が出されました。その後、関係者の努力で吉村設計の建築群を保存することになったそうです(音楽学部は一部建替え済み)。講義棟にはエレベータもなく、よく保存が決まったものです。

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2019.12.16

サツキとメイの家

Aichiimg_1556 愛・地球博(2005年)で建てられた施設で、アニメ映画 『となりのトトロ』に登場する住宅を3次元化したものです。『トトロ』は見ていないので思い入れはありませんが、前から気にはなっていたので、寄ってみました。
「ここは○○○のシーンで出てきました」と説明を聞いてもピンと来ないのが遺憾です。
昭和30年代の家、という設定で当時の生活用品が多数集められています。たんすの引き出しを開けると防虫剤の香りとともに衣類が出てきたり、風呂、台所など昔の暮らしが偲ばれる出来映えです。
未だ見てませんが『サツキとメイの家のつくり方』(2005年)という本が出ています。               
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Aichiimg_1585 宮崎氏はどこかで「アニメ用に描いているときはわからなかったが、実際に造ろうとすると、洋間と和室部分がうまく納まらなかった」という趣旨の話をしていたと思います。この屋根のことか?

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2019.12.15

名古屋城本丸御殿

Nagop1050383空襲で焼失した旧国宝建築、名古屋城本丸御殿が再建され、昨年6月から公開されています。(一部の壁画、装飾はまだ制作中とのこと)


Nagop1050408 さすがに豪華な建物と感心しました。

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2019.07.29

名古屋銀行本店

Nagoyaimg_0258 旧名古屋銀行本店(1926年竣工、設計鈴木禎次)が昨年リニューアルオープンし、ザ・コンダーハウスとなりました。結婚式場、中華料理店などに使われています。
(コンダー=J.コンドルのこと?)

東海銀行、中央信用金庫の名古屋支店となり、一時期は銀行の資料館になっていましたが、その頃の内部は見ていません。現状は用途に合わせて、1階のインテリアは大きく改修されているように思います。

公式サイトには「感性織りなす美しき社交場」とあって、これは場違いかな、と思いつつ行ったところ、1階部分はカフェ利用も可とのことで、コーヒーを1杯いただいてきました。(カフェは月〜金曜の11:30~18:00か)

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2019.07.28

中村遊郭再訪

Nakamuraimg_0240久々に旧中村遊郭界隈に行ってみました(9年ぶり)。 

デイサービスセンター松岡健遊館(旧松岡)は健在でした。しかしかつての大店、稲本や長寿庵は既に姿を消しており、何とも残念でした。
他に古い建物(風俗店含む)がまだ点在していますが、マンションや病院などが目立つ街並みになっています。

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2015.12.02

中津川宿の町並み

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中津川駅の近くに古い町並みが残っています。
以前訪れた鵜沼宿と同じ中山道の宿場町です。

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中津川村庄屋を勤めていた肥田家の旧宅(現在は曽我家住宅)。規模の大きな町屋です。

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これは天保13年(1842年)に建てられた住宅で、最近改修され、「中山道お休み処 白木屋」として公開されています。

旧道に面して、「間家大正の蔵」があります。東美濃一の豪商と言われた間(はざま)家の屋敷跡に、1917年(大正6年)に建てられた鉄筋コンクリート造の倉庫が残っており、資料館として公開されています。
初期の鉄筋コンクリート造として、技術史的にも貴重なものだと思います。
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2015.12.01

常盤座、蛭子座

岐阜県には芝居小屋が多く残っています。中津川市内には明治座の他に2つ、隣りの下呂市には鳳凰座・白雲座、白川町には東座…といった具合で、よほど歌舞伎好きな県民性があるのでしょうか?
(岐阜の地歌舞伎の紹介サイト
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旧福岡町の常盤神社隣りにある常盤座は1891年(明治24年)竣工。これも回り舞台のある本格的なもので、地元の方々による地歌舞伎が行われているそうです。

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旧蛭川村の蛭子座は1901年(明治34年)に創建。はじめは旗巻淵というところにあり、戦後の1949年、現在地に移築された際に、名古屋の御園座に倣ったデザインにしたそうです。3階建の大規模な木造建築です。
2008年に改修されて、蛭川公民館となっています。訪問時はバンドの練習をしていました。
多目的ホールに改修されており、空調もあるので、昔ながらの芝居小屋のイメージとは少々異なります。ここでも毎年、地元の方々による地歌舞伎公演が行われているとのこと。

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2015.11.30

明治座

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岐阜県中津川市の明治座は、旧加子母村、下郷神社の境内にあり、1894年(明治27年)竣工。回り舞台のある本格的な芝居小屋です(県指定重要有形民俗文化財)。
1973年以来、地元の方々が歌舞伎公演を行っており、今回は屋根を板葺にする等、改修後のこけら落とし公演でもあります。

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上演中の演目は、本能寺の変後の明智光秀(作中では武智光秀)を主人公にした尼崎閑居の場。
主君を殺した光秀に次々と不幸が押し寄せ、八方塞がりに…。
皆さん熱演で、結構でした。

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村国座も同様ですが、毎年公演を続けているのは地元の方々の熱意だと思います。

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明治座のすぐ隣りに、お雇い外国人デ・レーケの指導で造られたという明治時代の砂防ダムがありました。
砂防施設のおかげで安全な場所になり、明治座が建てられたということです。

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2015.10.23

鵜沼宿の町並み

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皆楽座から東に1kmほど歩くと、中山道鵜沼宿の町並みが残っています。

旧街道沿いに古い個人住宅が4軒並んでいます。江戸後期から昭和初期の建物で、国の登録文化財です(外観のみ見学)。

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中山道鵜沼宿町屋館は旧武藤家住宅で、濃尾地震で倒壊し、明治後期に再建されたものだそうです。国の登録文化財になっており、無料で公開されています。

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脇本陣の建物は、鵜沼宿家並絵図などをもとに再現されたものです。

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これは脇本陣裏の高台にある神社です。もともと古墳跡が神社になっていたようですが、石垣のところに古墳の石室が見えています。

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2015.10.19

皆楽座

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各務原市にはもう一つ芝居小屋があります。津島神社境内にある皆楽座(かいらくざ)です。(名鉄の羽場駅近く)
村国座とは異なり、舞台のみで客席はなく、また現在では芝居が行われることはないようです。
明治15年頃に建てられ、濃尾大地震(明治24年)で倒壊。その後、明治31年に再建されたそうです。

回り舞台、せり、楽屋などの設備を持つ本格的なもので、国の登録文化財、市の重要有形民俗文化財になっています。

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