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2019年4月の7件の記事

2019.04.30

海老原商店

S_ebip1220862 看板建築の名品、海老原商店(神田須田町、1928年)へ行ってきました。連休中、写真展が開かれています(5月6日まで)。

初めて拝見しましたが、内部は純和風の町屋建築で土間の奥に畳敷きという昔ながらの間取りです。


S_ebip12208682階も展示会場に使われており、床の間、欄間などの細やかな造りが見られます。
奥行きが深い敷地で、採光、通風のため吹き抜け、天窓が設けてあるのに驚かされます。

昔の状態を復元しつつ、耐震壁を入れるなどリニューアルを行っているそうです。

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2019.04.29

平成10大建築

日経 xTECHに平成の10大建築という記事が載ってました(日経アーキテクチュア2019/04/11)。

せんだいメディアテーク(伊東豊雄、2000)
金沢21世紀美術館(SANAA(妹島和世・西沢立衛)、2004)
横浜港大さん橋国際客船ターミナル(アレハンドロ・ザエラ・ポロ、ファッシド・ムサヴィ、2002)
豊島美術館(西沢立衛、2010)
神奈川工科大学KAIT工房(石上純也、2008)
京都駅ビル(原広司、1997)
風の丘葬斎場(槇文彦、1996)
馬頭町広重美術館(現・那珂川町馬頭広重美術館)(隈研吾、2000)
東京駅丸の内駅舎保存・復原(東日本旅客鉄道株式会社、2012)
関西国際空港旅客ターミナルビル(レンゾピアノ、1994)

ランキング的にいうと、西沢氏が2つ入っているのはバランス悪いかもしれませんが。
実は東京駅と京都駅しか見ていませんでしたので、時間があれば回ってみます…

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2019.04.25

海老原商店で写真展

Ebip1210731_1連休中、神田須田町の海老原商店で「まちかどの近代建築写真展」が開催されます。
4月27日(土)-5月6日(月)、12時-19時。facebook
海老原商店については、藤森先生の『建築探偵の冒険』(1986)でご存知の方も多いと思います。
画像は昨年の看板建築展に展示されていたもので、黒沢武之輔画伯による海老原商店のファサード案です(実際に建てられたものとはかなり違います)。

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2019.04.24

旧神谷伝兵衛稲毛別荘

Kamiyap1040761 千葉の稲毛海岸に神谷伝兵衛の別荘として建てられた洋館です。現在は「千葉市民ギャラリー・いなげ」になっていますが、修復工事中でした(残念)。

大正7年(1918)建設の鉄筋コンクリート造ということで、技術史的にも貴重なものです。
公式サイト

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2019.04.23

牛久シャトー

Usikup1040270 昨年末、牛久シャトーのレストランやショップが閉店すると聞いて、その前に見てきました。
公式サイト
Usikup1040280見学施設(神谷傳兵衛記念館、オエノン ミュージアム)や園内の散策は引き続き可能ということですが、ワイン製造もやめてしまうらしく、寂しいことです。

牛久市と共催で季節のイベントが催されることになったようなので(3月に協定を締結)、今後の活用を期待します。

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2019.04.16

ノートルダム大聖堂が…

Notredame朝起きたらパリのノートルダム大聖堂が火災というTVニュースで、驚きました。
天井裏の小屋組は木造で、火の回りが早かったようです。ヴォールト天井の一部が崩落した様子もTVに映っており、胸が痛みます。
テロではないらしいのと、ステンドグラスなど意外に残っているらしく、その点は少し安心しました。

(画像はWikipediaより拝借)
以前の記事

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2019.04.11

安立糺(南座)

Minamip1060454京都にある劇場、南座の設計者として、安立糺の名が挙げられています。(画像は2009年12月撮影)

安立は名古屋高等工業学校の出身です。同校の『創立二十五周年記念誌』(1931年)の「出身者概況」に、次のような記載があります。

明治四十三年建築科出身者(…)安立糺(福井)
明治四十三年四月-明治四十五年三月 島根県庁土木課奉職、明治四十五年三月-大正元年十二月 南海鉄道株式会社技師奉職、大正元年十二月 京都市役所奉職、大正七年 京都市技師建築係長、大正九年 建築課長(組織変更ノ為メ建築課独立)大正十四年八月 退職、昭和二年一月-現在 建築事務所自営 此ノ間大正四年建築学会正員、大正六年 日本建築協会々員、昭和三年 日本建築士会正員

安立が京都市在職中に京都市本庁舎(現存する三代目庁舎)の建設計画が進められます。本庁舎は京都市建築課が設計し、意匠を中野進一(大正13年京都帝国大学卒、京都市嘱託)が担当し、武田五一が顧問を務めたそうです(推測ですが、京都市からデザインを依頼された武田が、教え子の中野を推薦したのでは?)。
安立が建築課長在任中の大正14年(1925年)3月、本庁舎の第1期工事が着工します(2年後の昭和2年4月に竣工)。

*京都市情報館(市庁舎の沿革設計者

本庁舎の工事中の大正14年に京都市を退職したのは、疑獄事件に連座したため、ということです(川島智生「大正・昭和戦前期の京都市における鉄筋コンクリート造小学校建築の成立とその特徴について」、1998年)。

独立したばかりの安立が手がけた大仕事が南座の設計です。「南座改築工事概要」(1929年、京都府立総合資料館所蔵 )には「設計者:安立建築事務所、施工者:白波瀬工務店」とあります。ただ、棟札によると、設計施工は白波瀬工務店(店主白波瀬藤三郎)となっており、安立の名がないのは少々不審なところです。

(この記事は以前「歌舞伎座の和風意匠」のコメント欄に書いた内容をまとめたものです)

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