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2015.01.15

OSN101岡田別邸の謎

Okap1150814
鎌倉のとある住宅の取壊しが始まった。岡田信一郎が自ら設計した別邸である。
地味な外観ゆえ、親族以外にはほとんど知る人もなく、「日本近代建築総覧」や「神奈川県近代洋風建築調査報告書」などにも掲載されていなかった。

この住宅を1999年に見つけて以来、時折様子を見に行っていたのだが、今後は鎌倉に行くことも少なくなりそうである。

建設時期は関東大震災前後らしい(関東大震災のときは建設途中で、柱が立っていたとも伝えられている)。
音羽の鳩山一郎邸(鳩山会館)は、震災時に基礎工事中だったという話があり、両者はほぼ同時期の計画だと思う。南側にベランダ(サンルーム)を配するプランや、客間・食堂のインテリア、照明などがよく似ている。

建設されたのはおよそ90年前ということになる。岡田信一郎夫妻がここで過ごしたのはせいぜい7、8年程度で、その後は別の方が住んでいた。近年では外壁が痛み、地震で漆喰天井が落下するなど、普通の人なら建替えを考えるのは無理もない。
大きな増築もなく、これまで大切に維持されていたことがうかがえるだけに残念である。

いろいろとわからない点も多く、整理ができれば別の機会に書いてみたい。

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コメント

岡田信一郎の作品で代田橋の家のことはご存じではございませんか?

投稿: lei | 2015.11.23 09:35

代田橋に家を設計してもらった、という話だけは聞いたことがありますが、具体的な資料(写真、図面等)は見たことがありません。
何かご存知でしょうか?

投稿: 岡田ファン | 2015.11.23 21:19

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