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2011.11.15

OSN022桂離宮

岡田は1906年(明治39年)7月に桂離宮を拝観した。
京都の醍醐寺、大徳寺、桂などを訪れ、金物などから取った拓本が残っている。(これが初めての拝観かどうか不明)

桂離宮の拝観については井上章一氏の「つくられた桂離宮神話」に詳しい記述がある。
戦前は、正倉院宝物の拝観と同じように、「高等官」「従六位勲六等以上」などの条件があり、一般の人には拝観は困難であった。(ただし、離宮に編入される前の明治初年、京都博覧会の際に一般公開されたことがある)

ほかに外交官や学者、美術家等も特別許可を得て拝観することができたようである(1895年刊行の「京華要誌」の記述)。
また、東大、早稲田などの建築科学生も拝観を許された。(以上、井上P198-199、214等)
そうすると、正倉院宝物の拝観よりは抜け道が多かったということになるだろうか。

岡田が拝観した1906年7月といえば、大学を卒業した直後である。
同級の本野精吾あたりと訪れたのでは…とも想像されるが、拝観者名簿などは残っていないのか。

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