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2011.01.18

歌舞伎座の音響8

Kabukiza0418
ちょうど、歌舞伎座とSabineについて、「YAB建築・音響設計」のブログに記事がありました。各地の芝居小屋について研究を重ねられてきた成果が掲載されています。私には内容は理解しきれませんが、労作ですね。

特に2009年に行った「歌舞伎座の音響調査」は貴重な記録と思います。

第13回全国芝居小屋会議」のページにはSabineの音響学について書かれています。(以下引用)

建築音響学の歴史は、ボストンシンフォニーホールの音響設計をしたSabineの残響理論に始まると言われています。竣工は1900年、今から約100年前です。(…) 実は、音響設計といっても残響時間しか考えていないボストンシンフォニーのすばらしさは、偶然の賜物でした。(…) ホールは残響時間だけではなく、直接音と、直接音から50ms~80ms以内に到来する初期反射音、それに側方の反射音が非常に重要と言うことがやっと1960年代にわかってきました。日本では1957年の杉並公会堂以来、たくさんの多目的ホールができ、1961年の東京文化会館で1つの技術的なピークを迎えました。

また、「好ましい豊かな響き」を要求される「残響の長いホール」はヨーロッパの音楽向きであり、芝居小屋の場合とは異なるということです。(同様の話は歌舞伎座の音響2でも出ていました)

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