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2010.05.29

歌舞伎座の音響6

Enbujo
(歌舞伎座建替えまでは、写真の新橋演舞場が歌舞伎興行の中心になるようです)


新しい歌舞伎座の設計を担当する隈研吾は、東京新聞のインタビューで次のように語っています。(2010年3月6日)

客席数は一幕見席も桟敷席も含め変わりません。ただ、日本人の体格もよくなったから、座席は少しゆったりします。それと桟敷席を今よりもっと原型に近づけます。みんな桟敷が大好きだから。扉の寸法とかもう少し使いよくなる。

座席をゆったり取ることで劇場空間の容積が必然的に大きくなります。容積が変われば、当然音響効果も変わりますが、それを今と同じにするにはどうしたらよいか。これがものすごく難しい。

役者さんは自分の声がどう響くかにすごく敏感です。お客さんも「声が違う」とすぐ気づく。音響効果を変えないために、天井の曲面や素材を微妙に変えるという神業的な技術が必要です。

まあ音響についてはプロが考えるのだから、それほどヘボな代物にはならないであろう、と思います。…外観デザインの詳細はまだ公表されていませんので、どうなるかは心配ですが。(ぽん太さんのブログの記事「【さよなら歌舞伎座】隈研吾の建て替え案に一抹の不安」に私も同感です)

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コメント

中村福助さんが、新橋演舞場は使いにくい、と5月27日のブログに書いていました。客席側からは全くわからない点ですが、参考に。
http://www.nakamura-fukusuke.co.jp/talk.html

(引用)新橋演舞場の楽屋は地上三階。地下二階。その楽屋にエレベーターが無いのです。つまり地下二階の人が三階まで上がるには八個の階段を上がらねばなりません。衣裳・床山の部屋は地下一階にあり、役者の楽屋へ行くのに何度階段を往復するか…本当にかわいそうでなりません。その上、段の高さが微妙に高く、コンクリートですからとても固く、高齢のスタッフ・俳優はもちろん若い者も、膝痛、腰痛を訴えています。

今は、スタッフ・付き人には断然女性が多いのですが、新派、東をどりを中心にやる小屋のはずなのに、女性トイレがありません。

大一座になると楽屋の絶対数も足りません。今月も演舞場ビルの9階をお借りして楽屋にしていますが、次回からはそれも借りられなくなるそうです。

以上のことなどで疲れが歌舞伎座の倍以上に感じます。

投稿: 本人 | 2010.06.03 00:34

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