歌舞伎座の音響2
歌舞伎座の音響について、ブログ「猫並生活」さんに興味深いことが書いてありました。囃子の田中傳左衛門さんの話の紹介で、「いい音がでるようになるまでには木とコンクリートが枯れる時間が必要」なのだそうで、最低20年はかかるとか。今の歌舞伎座を建て替えた場合、同じ音を再現することはできない、ということになるんでしょうか。
さらにネット検索してみると、ブログ「音楽とのりものと・・・」さんに歌舞伎座でのベートーヴェン第九公演(2008年4月)の記事がありました。「歌舞伎座という箱物はとことんデッドな(殆ど響かない)音響環境にあり、このあたりが日本古来の芝居に適したつくり」だとのこと。(音楽ホールとは勝手が違って残響時間がほとんどなく、オーケストラの方にはやりにくかった模様です。)
こうした点を、音響工学的に見ると一体どういうことになるのか。一度専門家の方の意見を聞いてみたいところです。
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